信州大学医学部子どものこころの発達医学教室開設記念講演会

自閉スペクトラム症(ASD)のこころの発達を支援する児童精神科医療の可能性

 

これに先日参加してきました。斉藤先生のお話は、発達障害者の心に寄り添ってこられた方だからこそ言えるお話で、一語一語が当事者としても納得できるものでした。医療業界すてたもんじゃない。

実際にASDの小学生女子を診療した際のエピソードを紹介されていましたが、これはまちがいなくわたしのたどってきた行程です。

最初は自分がやらかした事への反省も自覚もなく、被害意識だけが肥大していたのに、海外留学で出会ったホームステイ先の夫婦との関わりのなかで、内省ができるようになったというくだり、「内省ができるという事は心が成長したという事」と結ばれていました。

 

そうか~、わたしも今反省ができているから、やっぱ心が成長出来ているんだ~と、納得。

最後の精神科医の結びの言葉で、思わず涙腺がゆるみそうになりました。
信州大学医学部子どものこころの発達医学教室がめざすポイントは、切れ目のないサポートであり、いずれ精神障害児童にまで枠をひろげていく事だと述べられていたからです。

 

ずっとずっと願っていた事だったから。

”成人当事者支援は10年以上、いやもっとかかる、もしかしたら100年かかるかも”と言われていた数年前、絶望と悔しさに崩れ落ちそうになっていた事を思い出しました。

もう自分たちは間に合わない、自分たちは棄ておかれれる、だったらせめて子どもたちだけでも、良い未来を体現できるように、自分たちの運命を子どもたちにたくそう・・・・そう思っていた事がやっと、やっと形になりつつあるのです。

どうかこの火を絶やさないで欲しい、全国へ広げて欲しい、

神さまありがとう・・・。

 

様々な思いが交差する講義でした。

 

広い会場にあふれるばかりの人たちが集まってきてくれていた事にも感謝です。

 

講師:齊藤万比古先生
(社会福祉法人恩賜母子愛育会、児童福祉精神保健部長 愛育相談所所長)
日時:2018年5月12日 14:00~16:00(13:30開場)
場所:信州大学松本キャンパス 旭総合研究棟9階講義室
定員  150名

http://www.shinshu-u.ac.jp/hp/bumon/kokoro/