お金が計算できな~い!!

当事者でもいろいろ

発達障害当事者ゆえの困りごとは、多々ありますがその中でも、比較的ポピュラーな悩みは、お金の計算ができない悩みです。中には天才的な数学的才能を持ち合わせた人もいますから、当事者のすべてがそうではありません。

ここは誤解のないようにしっかり言っておきます。実際得意な数学を生かして金融業や、経理関係の会社で安定した生活を送っている当事者も多いのです。私に関しては、絶望的なほど苦手です。まず2桁計算が難しい。

2桁計算といったら小学高学年か中学生レベルですよね。それでも四年生大学をそつなく卒業しました。そこそこレベルの地元大学です。これを言ってしまうと一生懸命塾通いや家庭教師付き自宅学習に励んでいる、全国の受験生たちに、がっかりさせてしまうかもしれませんね。

お金が計算できない=おつりの計算ができない

お金の計算ができないと、何が困るかというと買い物で、おつりが数えられない、大金は当然ながら扱えないです。ローン契約も要注意です。ちゃんと返済できるのか見当つかないまま、借りまくって後大変なことになりかねません。

このあたりは安易に人のいう事を真に受けるという、別の特性も関係してきますので、問題はけっこう複雑です。お金をあるだけ使ってしまうので、常に金欠病に陥っていました。

後見制度は使いにくい

それならばと後見制度などもリサーチしてみたのですが、重度の知的障害や認知症などが一般的には対象です。見た目障がい者なのかそうでないのか、判断がつきにくい発達障がい者には、適応されにくいの現状です。

わたしの工夫=袋分けしてみた

家計簿をつける事も絶望的に無理だったので、毎月使う予定項目分の封筒を準備して袋分けor予算分けしてみました。残金は予備袋に入れました。こちらは予定外の出費が発生した時用です。

欲しいものもそこから買います。使い切ったら当月分はそこでおしまいです。結果使途不明金や無駄使いが解消されました。金欠病からも脱出しました。いただいている給与が元々少ないので、預貯金まではできませんが、気持に余裕ができました。

わたしの工夫=だんなにSOS

基本的な生活費用の計算は、わたしとは真逆に計算能力が高い夫に、管理をお願いしています。できないところはできる人にSOSを出すことも、工夫の1つです。これでかれこれ20年ほど自立した生活ができています。

社会が優しくなってきた

何よりもちょっとうれしいのは、コンビニから始まってお店でレジアプリを使ってくれているところが、増えてきた事です。レジで「お確かめください」と言われるのが、いつもしんどかったのです。おつりも含めて画面表示してくれるので、お買い物が楽になりました。きっと働いている従業員の都合で、始まったサービスなのかもしれませんが、わたしのような計算が、まるでだめな人にも優しいサービスとなっています。

 

まとめ

お金の計算ができずにいつも金欠病に泣いていたわたしが、試した工夫は袋分けと身近な人にSOSを出すという事でした。ネット検索してみると自動計算をしてくれる家計簿アプリなども、さまざま作られているので、試してみるのもおすすめです。

相手の声・言葉がきつい~

発達障害者の多くが抱える感覚過敏は、いろんなところで影響します。居酒屋や駅ホーム(特に都内など)、学校など声が混ざり合って聞きたい音が聞こえにくいなど・・・

これだけじゃないんですよね。

相手から発せられた声や言葉が必要以上にきつく、大きく感じる時があります。特に気持ちに余裕がない時はなおさらきつく感じます。

じゃあ相手に小さい声で話してもらえばいいんじゃない?それが合理的配慮だ!と単純に言えない事もあるんです。相手は普通に話しているつもりだから、なんでここで声を小さくしなきゃいけないのか?と思っているかもしれないし、逆バージョンでストレスを溜めているかもしれないんです。

実は最近まである人の言葉がもう胸につきささって、話そのものが聞けなくなってしまっていました。けして大声を出しているわけではないのですが、怒鳴られているような感覚に常に際悩まされ、ノイローゼ状態にまで落ち込みました。

ある時ふと、もしかしたらわたしのきこえ方がおかしいんじゃないかと気づき、こっそりみみせん(100均)をして1日過ごしてみました。

当然ながら周囲の声や音は半分になる、そしたら楽!今まできついと感じた言葉や音が、きつく感じなくなってきました。

気持ちに余裕ができた分、相手への憎悪も消えてごく普通に接する事ができるようになりました。

まあ、あいかわらずきついのはきついんですけどw

余裕で受けとめられるようになってきました。

余裕ってほんとに大事で、心に余裕ができると大半の事がだいじょうぶになるんです。

わたしの場合は情報のデトックスが余裕につながったわけでして。

発達障害者の多くがあらゆる情報を全身で受けとめてしまう面があり、これは心の余裕を無くす一番の理由かな・・・・。

やっぱ耳栓は当事者の必需品だわ~っと自覚したしだいです。

みみせんで人の話をきくなどとけしからん!と怒る人もいるかもしれませんけど、こちらとしては健康がかかっているわけでして。耳はいちおう毛で隠してます笑

今のところ文句言われた事がないので、まああいいか~というところです。

発達障害当事者にも運動不足

ADHDのように動きまわる事で自分らしさを維持している人は、それなりに運動不足を解消しているでしょう。内にこもりがちな人、特に引きこもり状態が長期続いている人が、懸念されるのは運動不足です。単に体がなまっているだけなら、いいのですが将来的に寝たきりになる確率が、高くなりますから要注意です。
寝たきりなどというとお年寄りに特化した話題かというと、そうでもなく若い世代の人にも、寝たきり予備軍が広まっていると聞けば、無視するわけにいきません。20年ほど前から運動器障害の拡大を心配する声が上がっています。2007年に日本整形外科学会が、ロコモティブシンドロームを初めて提唱しました。

運動器とは骨や筋肉あるいは脊髄や関節そして神経などの、身体を動かす組織の総称です。これらの組織の働きが鈍くなってくることにより、骨折しやすくなったり転びやすくなったりなど、生活の中に不具合が起きてきます。おおよその原因は運動不足なので、特に高齢者に多くみられる症状です。

そのまま放置すれば将来的に、要介護状態に陥るリスクが高まります。昨今小学生など低年齢層にも見られるようになり、即急な対策を取ることが重要です。高齢者の場合は加齢に伴う諸症状が引き金になって、陥りやすい事が明らかになっています。小学生など低年齢層ではスマホやゲーム機の普及、自由に飛び跳ねたり走り回ったりできる遊び場が減ってきている事なども、考えられるでしょう。

一部には画一的な教育現場の在り方で、運動嫌いになる子供を作りやすくしていると、指摘する声もあります。ロコモティブシンドロームなど身体機能の低下を引き起こす大元は、様々な要因が重なっているため、一口にこれが悪いと断定できません。

2009年の調査ではロコモティブシンドロームによると思われる、諸症状の国内患者数が、推定4700万人に及ぶというデーターも出ていますから、もはや国民病と呼ぶのにふさわしいでしょう。発達障がい者に限った事ではありません。家に静かに過ごすのが好きという人は、せめて家の中でもできるストレッチ体操などを、時々実践してみてはいかがでしょうか。

10人以上の人が集まる場所が苦手だから、家にいる方が良いという当事者も多いですから、ロコモティブシンドロームの拡大は、当事者も例外ではありません。専門家によると運動のし過ぎも逆効果だそうですから、軽く足腰の屈伸運動をしてみる、有酸素運動も兼ねて散歩をしてみるというのも、おすすめです。

おいしい投資話にはご用心

 発達障害者の特性に騙されやすさがあります。字義通りに第3者の言葉を受け取ってしまうゆえです。考え方によっては正直で素直、無垢とも受け取れるでしょう。世の中良い人ばかりではありませんから、特性を利用して騙そうとする人もいます。

たとえば自分が経験した事で、こんなことがありました。わたしは在宅ワークで文章入力をしています。テーマはたまたま先物取引についてでした。特徴と取り組み方について、初心者向けに書き下ろすのです。

何度も取り組んだテーマでしたから、難なく書き上げることができました。納品し終わって数日たった時の事、先物取引の電話勧誘を受けたのです。

小麦が来年爆発的に売れるはずだから、今が買い時ですよというものでした。確か2~3年前にも似たような電話を受けたことがあり、その時の商材は原油です。

会社名はまったく無名の投資会社でしょう。よどみなく語る言葉に心惹かれました。もしかしたらほんとうに、大儲けできるのではないかと思えてしまったのは、相手の営業セールスの巧みさだけではありません。

先物取引の概要がわかりやすく、まとまった資金さえあれば誰でも取り組める雰囲気を持っているのです。たまに政府が国民に向かって先物取引の公募をかける事もあり、一度くらいは耳にした人もいるでしょう。

実際かなりの人が取引に応じたようで、会社が大金を短期間で集めたらしいことは後に知りました。わたしがたまたま先物取引について執筆していたのも幸いでした。すぐにおかしいと感じて、丁寧にお断りしました。

数日後に同じ会社が詐欺グループで、警察がマークしていた事や幹部ら数名が、逮捕された事がテレビニュースで流れ、冷や汗をかいてしまいました。騙された人の中に発達障がい者がいたかどうかは知りません。もしもたまたま該当記事を書いていなかったら、わたしも話にのっていたかもしれません。

健常者であっても心底お金に困っていれば、正常な判断を欠く事もあるでしょう。ましてや疑う事を知らない発達障がい者ならなおのこと、耳障りの良い人の言葉に、翻弄されてしまうのは必須です。どうやって身を守るかを考えると、新聞やテレビ、雑誌なんでもいいですから、時事に関心を持って情報を取り込む事も1つの方法です。

または大金を投じても後悔しないものを選別する、大金をはたく前に信頼できる人に、事前に相談してみるなどもおすすめです。基本的に投資は余剰金があって行うものであり、資金を0から作りだす性質のものではありません。

通常はリスクとリターンがあります。ハイリターンハイリスクな投資は、ある程度慣れた人向きでローリスクローリターンなら、最低100円程度から取り組めます。いずれにせよ投資はマネーゲーム的要素があり、計算が苦手な当事者にはおすすめできません。

あるあるカフェ開催11/23 – 発達障害あるあるラボ

経由: あるあるカフェ開催11/23 – 発達障害あるあるラボ

あるあるラボ公式ページに掲載したイベント報告です。

親の会に5年目で終止符

北澤康吉先生講演会後、受講者で結成したのぞみカウンセリングのメーンイベント「親の会」を無期限のお休み(事実上の閉会)にしました。それぞれに進む道が違ってきたし、事実定期的に集まる事もなくなってきたので。そろそろ潮時かな~と思いました。

ほんとに感謝なのは、メンバーの心遣いです。こんな面倒くさいやつを見捨てないでいてくれるというのは、ほんとに感無量です。今後は個人プレイになりますが、今後ともよろしく「お願いします~

 

これからの障がい者との関わりを考える会(交流会)

タイトル通り、障がい者との関わりを考える会です。
第4回目になりました。

毎回ゲストをお招きして、当事者より、当事者目線の困っていることや、こうなったら良いのに・・・という事の現状のお話を聞きます。

経由: これからの障がい者との関わりを考える会(交流会)

5月24日(金)pm7時~参加してきました。

今回はなんと6時半ギリギリまで、うっかり頭から抜けておりまして(*_*;

慌てて電車に飛び乗りぎりぎりに会場到着するという、あわわの事をしでかしました(;^ω^)

今回の登壇者は山越教夫さんです。視覚障がい者の立場からお話をしていただきました。視覚障がい者と一口に言っても見えるレベルは、様々です。盲学校というと全盲をイメージしやすいのですが、弱視や半盲の方も対象になります。

山越さんは生来の視覚障がい者ですが、現在はご本人のものすごい努力もあって、不自由にあえぐような事もなく前向きに生活されています。30分~40分程度スピーチしていただいた中で、心に残った言葉がいくつかあります。

”健常者の支援者さんが多少ずれたサポートしていたとしても、関心を持って関わってくれる事はありがたい事だ。”

”あきらめずに自分の特性と関わっていくと、不便な社会へ出た時に自立した生活が送れるようになるのではないか”

”周囲の手厚いサポートに依存しすぎると、同じサポートが受けずらくなる社会へ出た時に、行きづらさがますます強くなるのではないか”

今のわたしにはとても痛い、だけど心に残る言葉でした。

 

 

状況判断不可・こだわり強し・適用不可という名の生きづらさ

アスペルガーに特によく見られる特性として、状況判断がつかない、こだわり強くてトラブルメーカーになりやすいか、融通が利かず環境の変化に適応もできにくいといった性質があります。高齢者にもよく見られる性質のようですが、わたしたち当事者は、生まれつきなので問題も大きいのです。

わたしはADHDもあるとの診断なので、体が頭より先に動いてしまう傾向があります。よく言えば行動力悪く言えば、軽率で無責任という事になります。昨今どうもわたしには前者が強く出てしまっていて、かなり周囲に負担をかけてしまっている事も、あるようだと気づかされました。

なかなか自分では気づけないんですよね。何度も対話を繰り返しても、気持ちが納得できていなければ人の言葉も入ってきません。でもぜったい孤立し周囲からも浮いているはずだから、なんで自分だけこうなるのだろう?と、一度立ち止まって考えてみれば、改善できるかどうかはともかく何となく、違和感を受けるはずなんです。

ずっと気づけずにいれば被害者意識だけ募らせてしまう事になります。支援者の立場から考えた場合、下手に助けてあげようなどと手を差し伸べたりしたら、愛情を貪り食われるだけで、自分は疲弊するだけとなる場合もあります。

実際そういう人は発達障害でなくともいます。”究極のかまってちゃん”だから、いずれ周囲から誰もいなくなります。善意もあだで返されるなんて序の口、都合よくこき使われてあげくの果て、知らないところで悪口までばらまかれている事もあります。

もしそんな人に出会ってしまったら、思い切ってその人と距離を置いてみる事も手の打ちです。離れる事で自分が楽になります。同時に自分もこんな風に相手を疲れさせていたのだ、とそこで気づければ少なくとも、そのどうしようもない人との出会いは、成長の糧になったという事です。

けして切り捨てずだけどいたずらに振り回される事なく、安定した心持を維持できることが、何よりも大事だから。

ある当事者との出会いで様々な学びをさせていただきました。トラブルメーカーは反面教師というか、自分が一歩大人になるために絶対不可欠な存在だと思えば、親しみもわいてきますよね。

企業に求めるもの

実は先日同じ症状を抱える当事者との雑談のような会話の中で、次のような課題をつきつけられました。当事者は、目にしたもの、本当の事、企業は、企業都合、大人の都合。
なので、本音 vs 建前 の違いや、そのまんまの言葉を受け取られてしまう、伝わらないコミュニケーションの困り感に対して、企業はどのように関わればよいのか。

わたしなりの意見をまとめてみました。

「企業も利益を出していかなければならないので、スピードと正確さが求められるのは、ごもっともです。工場でアルバイトをした時も、さんざん言われました。今でも納期は絶対で。ルールも重要・・・ですけど、具体的に説明してくれないと理解できない事多いです。あいまいな表情の違いだけでは、逆に考えすぎて混乱します。目に見える形で例示しながら説明してくれると、ありがたいです。

建前よりも正直に言ってもらえる方がうれしい。声のトーンを下げてゆっくり話してくれるとうれしい。コミュニケーションがつたわっていないと感じたら、繰り返し言い方を変えて説明してほしい。年齢よりも半分の精神で考えてくれるとうれしい。このあたりは、個人差もあるのでやっぱり対話が重要です。」

実際に自分が直面している問題から考えてみました。